まるちゃんのえくぼ

まるちゃんにまるまるする日常

マクベス 6/29

観てきました、マクベス (;∀;)


以下、がっつりネタバレするので、見たくない方は今すぐ閉じてください!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当に本当にもう、何と言っていいやら、言葉が見つかりません (;∀;)
 
 
冒頭からWSで流れたあの、殺陣のシーンで始まります。
冷たい顔で敵を刺すまるちゃんは本当に感情がなくて、目の見開き具合と空を見る何物も捉えていないあの目が本当にゾワッとしました。
 
 
そして魔女が現れるのですが、これが男性であることに驚きました。
が、舞い踊る姿を見たら、男性で良かった、とも思いました。
あの踊り、演出、凄くかっこよくて、もうまるちゃん抜きにもマクベスの世界観に引き込まれました。
 
 
 
マクベスとバンクォーの前に3人の魔物が現れるシーン
マクベスの運命を狂わせる大事な瞬間。
まるちゃんが雑誌の取材でも話していた、
こんな、いいとも悪いとも言える日ははじめてだ
このセリフでマクベスが登場しますが、 本を読んだ時から違和感ありまくりでした。
そもそも何が良くて何が悪いのか…
そしてその後に続くバンクォーの「フォレスまではあとどのくらいあるのかな?」が噛み合っていない…
それが、今回の舞台が殺陣のシーンから始まったことで、いいと言えるものが戦いの勝利、悪いと言えるものが人の命を奪わなければならなかったその運命なのかな、と思いました。
マクベスもこれまた複雑な表情で、戦いには勝利をおさめたのに、どこか納得のいかない、嫌な気持ちを抱えているような印象を受けました。
 
コーダの領主、さらには王になると予言されたマクベスに対しバンクォーが発した「コーダの領主どころか、王冠にまで手を出したくなるぞ」が、なかなかに心に響くものでした。
 
 
 
マクベスから手紙を受け取り、それを読む夫人
あからさまに大きなクッションが敷かれたため、例のシーンはここか…と、ドキドキしていました(正直ストーリーを追うのに夢中で、手紙を読んでいる途中までは気づきませんでしたが笑)
手紙を読み終わり、この私を女でなくしておくれ!と叫ぶシーンに、人が己の欲に呑まれ、我を見失っていく姿を見ました。
 
そこへマクベス登場!
夫人が駆け寄り、がっしりと飛びつきます。
そんでもって飛びついてきた夫人を軽々と運び、クッションへ。
そこから夫人を押し倒しマクベスから頬、唇へちゅー(*´艸`*)💕
(この時マクベスが夫人の顔の横に手をついていたため、私の席からはちょうどマクベスと夫人の顔が隠れてしまい、じっくり堪能できませんでした←)
何度か夫人へ軽いキスをした後、ごろんと転がって上下逆転。
マクベスに夫人がのしかかります。
始めは仲睦まじいカップルのじゃれ合いのようで、ともすれば大型犬に押し倒されたまるちゃんがきゃっきゃしているようにも見えたのですが…
マクベスが夫人の首に腕を回し、先ほどよりは長く濃厚なキス。
これまたマクベスの腕が顔を隠してしまい…(涙)
ただ、どの程度濃厚なキスだったのかはわかりませんが、会場が静まり返り、セリフのない静寂な中で聞こえる2人の吐息がとにかくエロかった…____○_
その後も何度も夫人にキスをし、続きを求めるマクベスのエロさも半端ないし、後ろから夫人を抱きしめ軽く胸のあたりに手があることにもドキドキ(〃ノωノ)
ほんと、この一瞬だけは普段見ることのできないまるちゃんの男の顔を見れた気がします。
 
 
 
ダンカン殺害のシーン
弱気になり腰が引けてしまうマクベスを叱咤する夫人は、己の欲のために我を忘れていました。
それにそそのかされたマクベスはとうとうダンカンを殺害してしまいます。
しかし、殺害後自分の罪の重さに早くも後悔し始めるマクベス
この時の後悔と恐怖の表情が、何とも言えませんでした (;∀;)
ちなみに、この時掴むことのできない剣の幻(?)を追って舞う演出(マクベスを3人の魔物役の俳優陣による黒子が担いだりなんなりして操る)が最高でした。
マクベスを操っている黒子も扱いが完璧でしたし、操られているマクベスも息がピッタリで本当に見惚れてしまいました。
あの演出最高すぎる…(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)💕
 
翌朝しれっと現れたマクベス
上半身裸にガウン姿!!
まるちゃんのワンパックが…なくなっている (;∀;)
可愛い可愛いワンパックがなく、マクベス様の腹筋が…
かっこいい!
とにかくかっこいい!
そして溢れ出る色気!!(;∀;)涙
 
 
 
バンクォー騙し討ち計画
バンクォー殺害の計画を図っていることを妻に隠しており、後で成功したら褒めてもらおう…というマクベスの可愛さが存分に出ていました。
 
そして騙し討ちのシーン
正直、冒頭でフリーアンスが現れた時、やっぱり声高いな…と思ったのですが、目の前で父を殺される瞬間を目撃したフリーアンスの叫びがやばかった。
あまりに悲痛で、涙が出てきました。
私、奥村佳恵さんの演技好きです。
 
 
 
王位を手にしたマクベスへの祝杯シーン
そこでバンクォーの亡霊に怯えるマクベス
このシーン、私自身本を読んでいて凄く印象に残っていました。
野心と後悔と恐怖、全てに支配された人間の末路のようで、マクベスが哀れで仕方ありませんでした。
ただ、テーブルの下に入ったバンクォーが再度ぬっと顔を出すシーンはちょっとだけ面白くなってしまいました。
それに、テーブルの下を警戒して足でバンバンと床を叩くマクベスも、ちょっとだけ可愛かった…
 あと、夫人にしっかりしてください!!と叱咤されるシーンで、『たしかにあいつを見たのだぁ!!』が、母親に信じて貰いたい子供のようで…
とってもとっても可愛らしいマクベスでした (;∀;)涙
 
 
その後、己の不安を解消すべく再び魔物に会うのですが。
魔物がまじないのために煮詰めていた釜。
本を読んだ時に中身があまりにグロテスクで、これをマクベスは飲むのか?!と思っていましたが、実際は(多分)注射を打ちました。
どんな表情であのなんとも言えない液体を…と飲むとばかり思っていたので、あれ?と思いましたが、その液体を体内に入れるマクベスの表情…!!
なんとも言えず色気満載!!
そして
マクダフに気をつけろ
女から生まれた者の中にマクベスを倒せるものはいない
バーナムの大森林がダンシネインの丘に攻めのぼってこない限りは安泰
との予言を頂き、現実離れしたその危険因子に安堵し、全てを手に入れたかのような狂気に満ちたマクベスにゾクゾクしました。
 
さらにその後の王位継承者予言の際のバンクォー子孫の行列からのダンスは圧巻でした。
 
 
 
唯一の不安要素、マクダフの城への不意打ち
使者が夫人に危険を知らせに来るも、行く手を阻まれてしまいます。
そして刺客たちに息子が囚われ、やめて!!と叫ぶマクダフ夫人。
さらには抱いていた赤ん坊も奪われ、お願い!!やめて!!と叫ぶも、無情にも壁に叩きつけられ、泣き叫ぶ夫人。
さらには身重の体で何とか奥へ逃げるも刺客に囚われ殺害されてしまいます。
元々このシーン、涙無くしては見れないものでしたが、実際に見てもやはり心が痛みました。
さらに、やはりマクダフ夫人の悲痛な演技がなんとも言えず、本当に心打たれ、涙が出てきました。
もう一度言います。
私、奥村佳恵さんの演技、好きです。
 
そして城に残してきた妻子の不幸を知ったマクダフの取り乱し様…
これまた遠藤要さんの演技がすごくて、やはりここでも号泣(涙)
 
 
 
マクベス夫人の夢遊病のシーン
あんなにマクベスを悪の道へとそそのかし、気丈に振舞っていた夫人が毎夜毎夜ダンカンの血の付いた手を洗い(洗う素振り)、
まだ血の臭いがする
この小さな手に甘い香りを添えることは出来はしない
と、恐らくダンカン殺害の後悔により精神が追い込まれている様子が何とも言えませんでした。
やってしまった以上、もう取り返しはつかないのです
と夢の中でマクベスに言っている言葉が、自分に言い聞かせているようで、とても苦しくなりました。
気の強い女性ながらに、心に少女のような繊細さを持っているマクベス夫人の変わり様をしっかりと表現されていて、これまた安藤聖さんすごいな!!と思いました。
 
そして妻の死を知らされたマクベスの冷静とも悲しみとも取れる複雑な表情が忘れられません。
医師にはあんなに取り乱して妻を治してくれと懇願していたのに、死の知らせを聞いた際の一言があまりにもあっさりしていた…のに悲しみも表れているような表情。
もうまさに、彼はマクベスでした。
 
 そして思い出したのでここで追記(ちょっとストーリーは前後しますが)
医師が現れる前の召使いとマクベスのシーン
どこでその腑抜けた鵞鳥面を手に入れた?
のあと、鵞鳥の真似をするマクベス
なんでしょうね。いつものまるちゃんのようでまるちゃんでない、不思議な感覚でした。
さらに召使いが軍勢が攻めてきたと報告をした時に
どこの軍勢だ?
どーこーのーぐーんーぜーいーだぁー?
が威圧感というか狂気を孕んでいて、本当に凄かった… (;∀;)
 
 
 
物語の終盤、マクベスとマクダフ一騎打ち
女から生まれた者に自分を倒せる者はいない!と自信満々なマクベスに対し、「生まれる先に、月たらずで母の胎内から引きずり出された男だぞ」とのマクダフの言葉を聞き一気に弱気になるマクベスが人間らしくて可愛い。
そしてここで1対1の殺陣があるのですが、本当に本当にかっこよかった…(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
 
 
 
 
マクベスを演じたまるちゃんもさることながら、周りを固める俳優陣の凄さに圧倒されました。
舞台をメインでやっている方の演技や声の張り方、表情一つ一つがやっぱり違うなぁ、凄いなぁと思いました。
そう考えると、あの中で一切引けを取らないまるちゃん、凄いんだなって改めて感じました。
あとは、魔物役の3人のダンサー。
先にも書きましたが、ダンスが本当にかっこよくて…
ダンスをやっていた身としては、凄く憧れました。
 
 
 
終演後、カーテンコール2回、3回目はまるちゃん単独で出てきてくれました。
みんなが立とうとするも、立たなくていいよ〜と手で合図。
公演開始3日目ですが、ここにいるみなさんには関係のないことなので、1回1回を全力でやります!
的なことをお話してくれました。
 
 
1回目のカーテンコール終わりには口パクでありがとうございましたってお辞儀をして捌けて行ったのが、2回目には可愛らしく頭の上あたりで両手お手振り&ニコニコ。
そして3回目は捌ける前から客席に向かってお辞儀ではなく手を振ってくれました。
3回席、2回席、1回席と隈なく見渡して、最後ステージ前の席にいた子にお手振り。
この時はいつもの関ジャニ∞のまるちゃんでした。
可愛かったなぁ(*´ω`*)
あんなに夫人とちゅっちゅしてたとは思えないくらい、可愛らしさ満点でした(*´ω`*)←