アイドルとファン
昨日更新のレンジャーで、大倉くんが「そろそろ限界だ」と訴えております。
以前から一部ファンの過激な行動は、噂に聞くだけでも目に余るものでしたが、流石にここまで言わせてしまうのはどうなんだろうと、考えさせられました。
大倉くんのファンの子が、彼にぴったりくっついてくるとかそんなお話をつい最近の某レギュラー番組でもお話しされていたようですが、他のメンバーにもそういうのがあると聞いたことがあります。
彼を見つけると寄り添うようにぺったりとくっついて歩き、腕を組んでくるとかそんな内容だったと思います。
人から聞いた話で実際に自分が見たわけではないので、「そんな人、いる…?」とその時は半信半疑だったのですが、今回の件でそれが事実だったのだと知り、正直ゾッとしました。
普通に考えて、気持ち悪くないですか…?
知らない人にぴったり寄り添われて、勝手に手を繋がれたり腕を組まれたり、カバンの中に物を入れられたり。
挙句、プライベートで友人と食事をしている時に隣のテーブルにいられたら、身の毛もよだつほど恐ろしいです。
気持ちが悪いです。
相手がアイドルであるからこそ、毎日のようにテレビで顔を見たりラジオで声を聞いたりと、一方的に相手のことを身近な存在として錯覚してしまう気持ちもあるのかもしれませんが、冷静に考えて、相手が自分を知っている可能性ってありますか?
テレビの中の人間が、テレビの向こう側のお茶の間にいるファンの存在を一人一人認識できていると思いますか?
言い方はあれですけど、彼らからしたらファンなんて見ず知らずの他人です。
コンサート会場で目が合ったり何かしらの反応をしてもらえるのは、わざわざお金を払って会場まで足を運び、「あなたたちのファンです」という前提があるから。
コンサート会場でもない普通の生活圏内で出会う人が自分のファンかどうかなんて普通は判別できません。
ただの知らない人です。
そんな人に突然近寄られ、触れられる恐怖を一度、その方々も味わってみればいい。
なんて、こんなことを言うと、きっとそういう方々は自担で想像するんでしょうけど(笑)
自担との妄想ではなく、一度も目にしたことがない全くの見ず知らずの人間に同じことをされてみればいい。
恐怖しかないから。
例え相手が知り合いや友人であったとしても、自分にとって好意のない相手からのそんな行動は嫌悪しかありません。
興味もない、お付き合いする気もない、仲良くなる気さえない知人に、仕事帰りや学校帰りに待ち伏せされたら嫌じゃないんですかね?
好意もない相手に急に近寄られて、勝手に手を握られたり贈り物を押し付けられたりするのって、普通に考えて迷惑だと思いませんか?
というか、単純に、ストーカーだろ…
知らない人に後をつけられ、真横にぴったりくっつかれる恐怖って、単なる嫌悪だけじゃないことを知ってほしい。
万が一相手が凶器でも持っていたら殺されてたかもな…と思うと、何年経っても自分の後ろに人がいることが恐怖なんです。
人に対する恐怖心を植え付けてしまったら、アイドルなんて続けられると思いますか?
やっぱりアイドルとファンの距離感って、テレビとお茶の間くらいがベストなんじゃないかと改めて思ってしまいます。
彼らに会える機会をわざわざ設けてくれていることが、当たり前ではないんだとちゃんとわかってほしい。
コンサートや番組収録等で生身の彼らに会えた時、テレビでしか見ることのない彼らが実在する事実を奇跡だと思うか、自分と同じ世界に存在すると勘違いしてもっと近づけると錯覚してしまうかの違いだと思うんです。
いや、冷静に考えて同じ地球上の同じ国に住んでいても彼らと私たちの住む世界は違うから。
気づけ…
アイドルとかタレントさんとか、テレビのお仕事をする方々はモニターを通してしか一般人には見えなければいいのに。
私は、自担のプライベートを知る必要性は全く感じておりません。
人を付け回すというストーカーまがいのお仕事をされている方々のもたらす情報にも必要性を感じておりません。
そもそも需要ってあるんですか?
週刊誌とアイドルの付きまといと一般人のストーカーと、何が違うんですかね…
私からするとどいつもこいつもストーカー以外の何者でもないと思うのですが。
今回の大倉くんのレンジャーを読んで、彼が怒っていると私は思えませんでした。
むしろ、助けを求めているように感じてしまい、とっても心配になりました。
アイドルだって人間なんです。
心が崩壊してしまったら日常生活も送れません。
どうか、自分の欲望を満たすためだけに好きな人を苦しめるのはやめてほしい。
彼のことを好きなのは、自分一人だけじゃないんです。
たくさんの方が彼のことを好きでいるんです。
ほんの一握りの方の身勝手な行動で、多くの人達から好きな人の笑顔を奪わないでほしい。
いつもいつも彼らからたくさんの幸せを分けてもらっているのに、私達ファンが彼らに与えるものがストレスだなんて悲しすぎます。
私は、自分の好きな人にはとにかく幸せでいてほしいですし、心から笑っていてほしいです。
今回の大倉くんのレンジャーを「書かなければよかった」とか「書くだけ無駄だった」なんて彼に思わせないでほしい。
どうか、たつが大阪に帰ることを楽しみにできる日が来ますように。