まるちゃんのえくぼ

まるちゃんにまるまるする日常

大好きだった俳優さん

先に断っておきます。

三浦春馬さんの訃報を受けて、どうしても受け入れられない気持ちをどこかに吐き出したくて思うままに書いています。無意識に誰かのことを傷つける言葉を書いている可能性もあります。この先は私の心の整理です。ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別ファンだったわけではありませんが、三浦春馬くんのことがずっと大好きでした。

 

一番最初の出逢いはアンフェア。

雪平に射殺された青年が気になったのがきっかけ。

その後志田未来ちゃんのドラマで恋人の桐野智志役を演じた時に「なんだこの素朴な感じの青年は…あ、アンフェアの子なんだ?!」となり、特別好きとは思わなかったけど気になったんです。なんでだろう…何がそんなに気になったのか全然思い出せないのに、桐ちゃん役の春馬くんがとてつもなく衝撃的だった印象があります。

 

そして、がっつりハマったのが恋空。

ドラゴン桜を見て以来新垣結衣ちゃんのことがめちゃくちゃ好きだったので、2人の組み合わせがとても可愛くて大好きでした。とにかくヒロがかっこよかった。春馬くんの演じるヒロが好きすぎて堪らなかった。

 

貧乏男子もみていたし、ごくせんの風間廉はメッシュの髪型がかっこよくて。仲間想いの熱いキャラクターもかっこよかった。

ブラッディ・マンデイの高木藤丸は恋空のヒロ以上にかっこいい!って好きになったキャラクターでした。天才ハッカーのファルコンが黒幕と対峙する鬼気迫る演技とその表情に撃ち抜かれたのを覚えています。とにかくかっこよすぎた。そして、完璧な美しいお顔に見惚れてしまいました。

ブラッディ・マンデイ以降、佐藤健くんとの仲良しエピソードを見るのも楽しみだった。神木くんと健くんと春馬くんの仲良し3人エピソードが好きでした。

 

大切なことはすべてきみが教えてくれたの修二は優しいからこそドツボにはまってしまう役で、でもそんな優しさが素敵だな〜と思うと同時に、高校生役をやっていた春馬くんが学校の先生をやるようになったんだ…なんて思っていました。

ラスト♡シンデレラの広斗はとにかく色気があった。20代前半でこんな色気出るの?と思うくらい色気があり、かつ、可愛かった。桜さんを抱きしめるところとか、めちゃくちゃ大好きが溢れているような可愛い笑顔が堪らなくて、春馬くんてこういう笑顔素敵だよなーなんて思いながら見ていました。

 

そして、一番忘れられないのが君に届け

もともと原作の漫画を読んでいたので風早くんは大好きでした。それを実写でやることの恐怖と言ったら…

「誰が風早くんやるの?あんなの2次元以外には存在しないし実在する人間がやるなんて無理だよ!私の風早くん像を壊さないで!」なんて思っていました。実際、キャストが発表されても「ん〜〜〜、爽子ちゃんも風早くんもなんか違う気がするんだよな〜」と思ってしまいました。

それなのに。ポスターが解禁された時、春馬くんの笑顔に撃ち抜かれました。可愛い。かっこいい。爽やかすぎる。

もちろん、多部ちゃんに関しては山田太郎ものがたり以来大好きだったので、その可愛さに悶えました。やっぱり可愛い。

実際に映画を観た感想といえば「春馬くんが風早くんすぎてなんかめちゃくちゃ好きなんだが…」と春馬くんの爽やかイケメン具合を再認識して悶絶する始末。とにかく、「こんなにかっこよくて爽やかで自然体で笑顔が可愛い子、春馬くん以外にいるか?」と、そのキャスティングに納得せざるを得なくなりました。

 

そんなこんなで、春馬くんは爽やかイケメン実力派俳優として私の中に居座りました。特別、ファンというほど彼を追っていたわけではありませんでしたが。定期的にヒロとファルコンと風早くんを思い出しては作品を観て、春馬くんは今何しているのかなと現在の活動を調べてはドラマや映画や舞台にと幅広く活躍している姿をちょこちょこと追いかけていました。

神木くんや未来ちゃん、真央ちゃん同様、昔から見ていた方々が今でも変わらず色んな作品で活躍しているのを見ては嬉しさを噛み締めていました。

それなのに…

 

春馬くんの訃報を知らせたのはSNSリツイートされた俳優さんの言葉でした。

その日はちょっと遅く帰宅し、観たいドラマを見終わってからSNSを開いた時、不意にその言葉を目にしました。

「ちょっとよくわかんないけど、亡くなったみたいな書き方されてる…」と急に心臓がバクバクしてきました。それでも、「いや、なんかのドラマ今やってるんだっけ?役柄上何かあっただけなのかな?」と自分を落ち着けたものの気になってネットニュースを探した途端暗闇に突き落とされました。

 

何が起きたかわからない。春馬くん亡くなったの?本当に?なんで?どうして?嘘だよね?本当に?

と取り乱しました。慌てて、ニュースを確認すると突然の訃報として扱われており、本当なんだ、と絶望しました。

たった今、コンフィデンスマンJP地上波でやっているし、その中では笑っているのに…もういないの?なんで?

 

突然の悲しみの中、一番最初に思い出したのは君に届けのポスター。本当に本当に大好きだった、春馬くんのくしゃっとした笑顔。あんなに無垢な表情で純粋に楽しそうに幸せそうに笑える人、春馬くんしかいない。それなのになんで?

ニュースのコメンテーターの方々も「仕事も順風満帆でとても死を選ぶようには見えない」って言っていたけど。

故意か事故か、衝動的なものなのか全て分かりませんが、春馬くんが見せてくれる表情や仕草、言葉からはそんな素振りを感じさせなかった。

 

春馬くんが亡くなった理由はきっとこの先もわからないだろうしお知らせする必要もないと思っています。だからこそ、本当はその理由を勝手に推測するべきではないことは分かっています。それでも、何が彼を苦しめ、彼を追い詰めたんだろうとは考えてしまう。

一部で推測されているものが原因だったのか、それとも忙殺されて身動きが取れなくなってしまったのか他の何かなのかは全くわかりません。

 

私自身、仕事量の多さに忙殺された時、ここから逃げ出すためには、この大変さを人に分かってもらうためには死ぬしかないのかな…と本気で考えたことがありました。でも私は死にたかったわけじゃありません。現にこうして生きています。仕事の多さで残業が多く、日常生活もまともに送れず寝る時間もまともに取れない日々が続いたことへのストレスでいつか過労死するんじゃないか、そうしたらこの苦しみをわかってもらえるんじゃないかって思ったことがありました。ただ、私の場合は逃げ道があった。少しだけ仕事を休んでも、私が1日、2日休んだくらいじゃ誰も困らない。誰かがフォローして仕事はいつも通り回るんです。私の場合は、代わりがいくらでもいる仕事だったから逃げることができたんです。

 

春馬くんに限らず芸能のお仕事をされている方はきっと代わりがいないんですよね。心が疲弊して休みたいと思っても、ほかの多くの方々のスケジュールとか自身の今後のスケジュールとかを考えると衝動的に逃げることができないお仕事なんだと思います。不定期でしかお休みすることもできないでしょうし、一度穴を開けてお仕事が来なくなるとそれはそれで困るでしょうし、いつ自分のいる場所を奪われてもおかしくない場所で働く方々にとって辛い時に逃げることさえも自分を苦しめてしまうんでしょうね。

 

他人にどう思われても気にせずやっていける方もいるのかもしれませんが、芸能のお仕事はどうしても他人からの評判が影響してしまいます。本人にしかわからない苦しみで逃げ出した時、その苦しみを理解できない方や知らない方には無責任と映ってしまうかもしれません。逃げる勇気があっても逃げた後に悪意に追い回される可能性だってありますし、そうしたらそれに潰されてしまう可能性だってあります。一般社会でだって、心が辛い時は休むべきだと個人的には思います。身体が元気でも心が元気じゃないと健康じゃありません。それをサボリとか無責任とか言われてしまっては、逃げ場がなくなってしまいいつか潰れてしまいます。

 

春馬くんは、少しくらい周りに迷惑をかけてでも自分を守るための逃げ道を選ばなかったのかもしれない。我が儘も言わずにいなくなってしまうなんて、極限まで追い込まれたのかもしれない。あんなに優しい笑顔で笑ってくれていた春馬くんが、周りのことを考えなかったはずがありません。彼はきっと、自分のことを大切にしてくれている人たちや、彼を取り巻く彼のことが好きで好きで堪らない人たちのことをちゃんと考えていたと思います。それでもこの選択をした彼は、ストイックで自分に厳しかったのではないかと思ってしまいます。真面目な人ほど追い詰められた時に自分で逃げ道を塞いでしまうと私は思っているので、勝手に死なないでよなんて、春馬くんを責めることはできません。でも、悲しいです。

 

過去の映像や作品を観ると、この時は彼がまだ生きていて、その手にも目にも唇にも肌にもちゃんと血が通っていて、ちゃんと体温があって、その手で周りの共演者の方々や身近な大切な方々、物たちに触れてあんなに優しく顔をくしゃってして幸せそうに笑ってくれていたのに、今はもうそこに血が通っていなくて春馬くんの体温が存在しないんだと思うと、本当に本当に辛くて、私の勝手な我が儘だけどやっぱり生きていて欲しかった。

春馬くんの下した決断は、並大抵の決意ではないと思うので、私が勝手に生きていて欲しかったと願うことすら、亡くなってもなお彼を追い詰めてしまうんだろうとは思います。それでも、私は彼の無垢な笑顔が本当に大好きでした。だから、たとえもうテレビで彼の笑顔を見ることができなくなったとしても、同じ地球上のどこかで同じ時代に生きて、あの可愛い笑顔で幸せそうに笑って生きていてくれればそれでよかった。結婚願望だってあったのに、まだ結婚してないよ?私は、春馬くんの幸せな結婚報告聞きたかったよ?どんなパパになるのかも楽しみだったし、「いいなぁ〜こんな旦那さん、奥さんが羨ましいなぁ」なんて思いながらずっとずっと君の笑顔を見ていたかった。ずっと幸せでいて欲しかった。

 

大好きな春馬くんが突然いなくなったことで、改めて好きな人には好きだという気持ちを常に伝えておかないとな、と思いました。相手が身近な大切な人であっても芸能人であっても。100人の好意よりもたった1人の悪意の方がとてつもなく強い力を持ってしまうし、それを吐き出した本人はいずれ自分の吐き出した悪意に縛られて生きていくと私は思っているので、悪意を長いこと燻らせて生きるより大好きっていう気持ちを出し続ける方が幸せだと思います。嫌いなものは見なければいい。嫌いなものに執着してイライラするなんて自分の人生も勿体無いから、そこは上手く吐き出して出来るだけ好きなものに囲まれて好きなものや好きな人に対する好きだけを持ち続けていたい。別にこれは今回の春馬くんの件とは関係ないけど、みんながそうやって生きていればSNS界隈も幸せなのになって思います。批評と中傷の違い、正しく判断するのは難しいけど、嫌いなものを嫌いという自由はあるかもしれないけどそこに誰かを傷つける権利なんて誰にもないから。個人のSNSで呟くのも自由だけど、ほんと、誰かを傷つける権利はどこにもない。とか言いつつ、私自身ちゃんと考えないとな、と思います。どこかで吐き出さなければやっていけないと、ついここに来てしまったりするので。

 

春馬くんはテレビではずっと優しい笑顔で笑ってくれていました。そこに、死を選ぶ可能性なんて見出せなかった。きっと周りにも助けを求められなかったのかな、とも思います。

テレビの中の方はもちろん、身近な方でも自分の苦悩を一切表に出さない方に対して、何かあった時にあの時何かしてあげられなかったのか…と悩んでしまうけど、きっと、誰も悪くない。

助けを求められず我が儘も言えなかった春馬くんも、近くにいたのに何もしてあげられなかったと心を痛めている方々も、彼のために何かできなかったのかなと悲しんでいるファンの方々も、本当に誰も悪くないと思います。でも、どうしたら彼は今生きていてくれたんだろうとは考えてしまいます。逃げれるなら逃げて欲しかった。引退でもいい、生きていて欲しかった。彼の性格上、周りに迷惑をかけてまで中途半端に逃げることができなくて、雁字搦めになった結果こうなってしまったのかな、とか、想像してしまうけど。

春馬くんが何に苦しんでいたのかは分からないし、彼がそこまで追い詰められているようには見えなかったから、それを何も知らない人達がどうやったら彼を助けることができたのかなんてわからない。それでも、亡くなってから彼の苦しみに気づいても遅すぎる。

春馬くんのように優しくて強くて真面目で、苦悩を表に出さない方に対して、どうやったら逃げることを手助けできるんだろう。よく、SNSで「亡くなってからそんなこと言うなら生きているうちに言ってあげればよかったのに」とか目にするけど、その人が苦しんでいるって気付けなければどうすることもできない。知っていてもどうすることもできなかったかもしれない。でも、もし彼が苦しんでいることに気づいて逃げることを後押しできていたら彼は生きていてくれたのかな。辛かったら辞めちゃえ!それでもずっと大好きだから、どこかで幸せに笑って生きていてって言えればよかった。でも、そんな簡単なことじゃないよね。わかってる。わかってるから辛い。

 

春馬くんの訃報を聞いてからずっと泣きっぱなしで頭が痛いけど、どうしても今の気持ちを吐き出さないと辛くて悲しくて闇に飲み込まれそうだったので、まとまりのない言葉たちを書き殴りました。私以上に彼を心から愛していた方や近くの方々には中途半端な思いに見えるかもしれませんし、悲しみに暮れている方の心をさらに抉っているかもしれません。誰かを傷つける権利なんてないとか言いながら、彼を大切に思っていた誰かを傷つけているかもしれません。もしそうだったら本当にごめんなさい。

でも、私は春馬くんが大好きです。今はまだ、安らかにとか今までありがとうとか言えませんが、ずっと大好きだった彼の笑顔を想いながら大好きでい続けます。春馬くんの笑顔を見るのも彼が生きていた証を見るのもまだ辛いけど、私は彼を忘れたくない。ずっとずっと、心の中でも作品の中でも生きていてほしい。せめて、記憶の中だけでは笑っていてほしい。その度にもういないんだという現実を突きつけられるかもしれないけど。きっとその度に春馬くんのことがやっぱり大好きなんだなって再確認させられるんだろうな。辛いな…

辛いけど、今でも大好きです。

目を細めて顔をくしゃっとして優しそうに幸せそうに笑う春馬くんの笑顔が温かくて、本当に本当に大好きです。