まるちゃんのえくぼ

まるちゃんにまるまるする日常

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

2020年に47もパラダイスも中止になってからもう2年も経ったんですね〜👀.

 

FC枠で舞台に当選したのはパラダイスが初めてだったので、当たった時はめちゃくちゃ嬉しかったんですけど…まさかの中止で本当に悲しくて泣きました😭

せめて自分の名前の書かれたチケットだけでも欲しかったなぁ〜なんて未練タラタラで悲しんでいたら、まさかの返金期限を逃し12000円まで失うという悲劇🤣💸

 

 

2021年になって8BEATツアーが決まり、コロナのこの状況下で行ける会場がオーラスの会場しかなかったんですが、まるちゃんの舞台がいつまた決まるかなんて全然わからないし、とりあえずエイトくんたちには会いたいし運を使い果たしてもいいや、と思い申し込んだらするっと当選してしまいました。

わー!やったー! \(´∀`*)/ と喜んだのも束の間、その直後にまるちゃんのミュージカルが発表され、直近のライブも当たっちゃったししかもオーラスだし、まるちゃんの舞台までは無理かな〜と半ば諦めつつもダメ元で行ける日1日のみ申し込んでみたら、まさかのこちらも当選を頂きまして👀.✨

 

だがしかしですね!

年末前まで少し落ち着いてきていたあのウイルスが再び姿形を変えて暴れ始めるましてね…

オーラスすら危ぶまれ、まるちゃんの舞台もいつ中止のお知らせが来るのか…とずーっとドキドキソワソワと落ち着かない数ヶ月を過ごしました。

 

 

それでもなんとかツアーは中止にはならず、しかもぬるっとオーラス会場はお友達やらフォロワーさんやらのご協力もあり3公演とも結局入ることができ、更にそれぞれお席が西側スタンド→東側スタンド→アリーナと3公演で全方位制覇するという百発百中の奇跡✨

 

しかも久しぶりのスタンドマイクでのイツマイ!

私の十数年来のお供(うちわ)もイツマイ😆✨

久しぶりにまるちゃんの目の前でお見せすることに成功しました😘

あのボソッと言ったの、直前に目が合ったから普通にうちわを読んだのかと思って、まるちゃんが自分で「まるに夢中」って言ったのか?と思ったんですが、まぁ、多分「お前に」もしくは「俺も」夢中だったのかな〜?🤔

ま、その辺はそれぞれが自分に都合のいいように解釈した方が幸せだと思うので、「あれは私への返事やな、うん🤔←」と勝手に思い込むことにしました(笑)

思い込むのは自由だし、ファンサの答え合わせなんて出来ないので、都合の良い解釈万歳!!!!🤣

 

 

あ、話が逸れた…(笑)

 

 

なんやかんや、どうにか、最初で最後のヘドウィグ、無事に観劇することができました✨✨

開演前にパンフレットの概要をばーっと読んだくらいで予習なしの初見で見たのですが、ミュージカルだけどまるちゃんのセリフがめちゃくちゃ多くて、ほとんど説明してくれているようなもんだったので大体のストーリーは把握できましたし、ラストシーンも自分なりの理解ができてめちゃくちゃ泣きました。

てことで、あまりちゃんとは覚えていませんが、以下思い切りネタバレです。

自分用の記録として残してますので、これから観に行かれる方はそっと退避してください|ૂ•v• )‬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、実際の登場人物と私的な解釈。

 

ヘドウィグ:まるちゃん

本名ハンセル、男性。

カタワレを探していた時にルーサー(男性)と出会い、結婚して海外へ連れて行ってもらう代わりに性転換手術を受けることを強要されるも手術に失敗、男性としても女性としても中途半端な体に。

それでも女性として生きるためにお母さんの名前であるヘドウィグという名をもらいアメリカへ。

ルーサーと離婚した後トミーと出会うも彼に裏切られ、イツハクと出会って結婚…したのかな…?

ちなみにハンセルは女性の心を持っていたわけではないと思われる。

 

トミー:まるちゃん

ベビーシッターとして働いていたお家のもう1人の息子さん。

ヘドウィグが元男性だと知らずに出会い、知った後に怖気付いて逃げたっぽい。

そしてヘドウィグの作った曲を盗みロックスターになったっぽい。たぶん。

 

イツハク:いこか様

ヘドウィグに出会う前にドラァグクイーンとして有名だったことから、多分、本来は男性、心が女性。

舞台中の見た目は男性。

ヘドウィグにウィッグを禁止され、女性の格好ができないんだと思う。

 

アングリーインチメンバー:バンドさん

 

 

 

回想での登場人物。

●お父さん

●お母さん

●米軍のルーサー

→ヘドウィグの最初の結婚相手、男性。

 

 

 

 

 

 

私的解釈としてのストーリー概要。

舞台を見た上で解釈しただけの内容なので、正確な詳しい内容は映画や舞台をしっかりとレビューされているサイトなどでご確認を( ¨̮ )

 

 

 

 

幼い頃にお母さんに聞かされたお話から自分もカタワレを見つけたいと思い、探し始める。

ちなみにお母さんのお話はざっくり言うと、元々人間は2人の人間で1個体として形成されていて、それを何かしらの神様によって2つの個体に分裂させられたため、それ以来人間はもう1人の自分のカタワレを探し求めているというお話。カタワレが男性なのか女性なのかはわからない。

 

カタワレを探すと言ってもどんな姿なのかわからないため、ルーサーに結婚しようと言われた時にやっとカタワレを見つけたと思ったハンセルは、「自由を手に入れるためには何かを犠牲にしなければならない」という彼の言うことを聞き性転換手術を受けるも失敗してしまう。

そして、アメリカに渡って1年で離婚。

その後トミーと出会い惹かれ合うが、トミーはヘドウィグが元男性と知らなかったため知った時に怖気付いて逃げてしまう。

そしてトミーはヘドウィグが作った曲を勝手に歌いロックスターになり、ヘドウィグの怒りを買う。

その後に出会ったのがイツハク。

元々有名なドラァグクイーンだったことからイツハクは本来男性で心が女性と思われる。

ヘドウィグに自分を国外に連れ出して欲しいとお願いしたイツハクに、ヘドウィグは結婚する代わりにカツラを被ることを禁止し、多分自分と同じように何かしらの代償を払わせている。

(多分、イツハクは女性の格好をしたいはずなのにヘドウィグと一緒にいる選択をするなら男性のままでいないといけない)

 

 

 

 

 

以下、舞台の流れ的なもの。

 

舞台はヘドウィグ、イツハク、アングリーインチメンバーでシアターでライブを行なっている設定。

現在進行形でトミーへの恨みを持っていて、トミーのライブを妨害するために会場の隣でライブをしているところからスタート。

基本ライブ会場の設定なので、ミュージカルなんだけどもはや単独ライブ。

その中で回想としてヘドウィグの過去(ルーサーとの結婚、離婚)→イツハクとの出会い→トミーとの過去の順でヘドウィグがお客さんに対して語る。

めちゃくちゃセリフが多い。

 

 

ラストシーンではトミーが「ある女性が自分に書いてくれた曲」を披露。

ちなみに舞台の演出として、この直前まで歌っていたヘドウィグが曲の終盤に舞台後方で服を脱ぎパンイチでうつ伏せに倒れる。長めのアウトロ中にメイクを落としていた模様。曲が終わったらトミーのシーンに切り替わっている感じで、メイクオフしたまるちゃんがむくりと起き上がり、ベースを持ってスタンドマイクで歌う。

トミーが「みんなが静かにしていてくれたら彼女にも届くと思う」と言って歌い始めたのはアングリーインチでヘドウィグとイツハクが歌っていた曲。

トミーが歌い終わった後、見た目はトミーのままだけどおそらくヘドウィグのシーンに切り替わっていたと思われ、イツハクがかつらを渡そうとしたけどそれを断り、ありのままの姿で歌を歌うヘドウィグ。

最後の曲の終盤では女性の姿をしたイツハクが登場し、メイクをしていない男性の姿のヘドウィグと女性の姿をしたイツハクが一緒に歌って終演。

 

 

 

とまぁ、こんな感じです( ¨̮ )

 

 

 

トミーが彼女に届くようにって歌った歌がヘドウィグが作った曲で、トミーはヘドウィグのことをちゃんと想っててくれたのかなとか思ったし、その歌が届いたのか、ヘドウィグは女装することをやめて本来の姿で歌を歌い始め、それと共にずっと抑圧されてきたイツハクも本来の姿(女装)でドラァグクイーンとして歌うことができて、めちゃくちゃ感動しました。

私の解釈が正しいのかはよくわからないので、ちゃんと映画とか舞台とかたくさん観劇されてる方の解説を参考にした方がいいと思いますが、個人的にはヘドウィグのカタワレはトミーだったけど、結局それは2人で1人の人間として完結するのではなく、人間は1人でそのままで完全体なんだよって気付かせてくれたと言う意味でのカタワレなのかなと。

 

 

ヘドウィグが嫌がらせのように付け回したトミーのツアーで、漏れ聞こえてくる歌やMCで、「常に僕のことを考えてくれていた人がいて、その人の存在にやっと気づけた、それは僕自身だった」的なことを言っていたり、「自分を支えてくれているのはファンの皆さんです」的なことを言っていたりと、人間は「カタワレ」がいないと完成されないのではなく、自分で自分自身のことをちゃんと見つめ直してみたら実はすでに完成された人間だったんだと思わせるセリフがちょこちょこありました。

その上で考える「カタワレ」は不完全を補完するための人ではなく、自分を大事にしようと思わせてくれるような相手というか、そんな愛情を交わす相手のことなのかな〜と思いました。

 

 

ヘドウィグはトミーのそのセリフに対して「私のことなんてちっとも考えてない」とか「私があんなに尽くしたのに」的なことを言って怒っていたけど、結局のところ、多分それに気付かせてくれた(のかどうかは不明だけど)トミーがヘドウィグのカタワレだったのかなと思います。

 

 

ちなみに、2人で1人として存在していた人間が分裂させられたって言うお話、私は人間の多面性なのかなとも思ったりしました。

だから、トミーって実はヘドウィグのもう一つの姿なんじゃないかなとか考えたんだけど、まあ、実在している設定っぽかったから別の個体であることは確かなんだけど、なんていうか、最後にトミーが歌うところって実はヘドウィグなんじゃ…?とか、ヘドウィグの幻覚的な…?なんて思ったりもして、ちょっとだけ難解ではありました。

 

 

なんにせよ、憎んでいたトミーがヘドウィグに届けば良いと思って歌を歌ったシーンも、ヘドウィグが女装せずパンイチで本来の姿のままで歌を歌ったことも、女性として生きたかったイツハクが女性の姿になれたのも、自由であるための努力は必要だったとしても何かを犠牲にする必要はないってことだったんですかね。

なんか、最後のあの怒涛のラストシーンに全ての愛情が溢れていたような気がして、本当に号泣してしまいました。

まぁ、この解釈自体が全然方向性が違ったとしたら、何に感動してたんだって話なんですけど(笑)

 

 

 

 

 

 

ところで、この舞台でアドリブと思われるところが多々ありまして、記憶に残っているものをちょこっと。

 

■序盤で傾けて歌っていたスタンドマイクをぽいっと元に戻そうとするも勢い余って客席側に倒れそうになる

→まるちゃん慌ててマイクに手を伸ばすも間に合わず(野生のたぬき現る)←可愛い!!!

→マイクがステージ下にころころりん

→ヘドウィグ様ごめんあそばせ(ニヤリ)←妖艶!

→華麗に舞台下にひらりと舞い降りる

→するっとマイクを拾い、これまた華麗にひらりと舞台に戻る

→マイクをスタンドに戻す

→が、壊れたのか音声が入らず

→マイク交換をスタッフさんに合図

→新しいマイクゲット!!!!

 

■途中でセリフの間合いが長かった時「今○○(セリフ)が出てこなかった、とか思ったでしょ?」

 

■「LでもBでもGでもIでもAでも…△$〒○×…」の一連の流れの後、すっと最前列に入ってきたお客さんに向かって「いらっしゃいませ〜、一応、見とく?」と再び同じセリフ(さらにくどい感じで)一連の流れをお見せする

→その方の髪を見て「そのプリンはわざとなの?」

→お客さん思わず答えてしまう

→( ˊ.♡ ˋ*)「喋ったらダメよ」

→そうだけど!思わず反応してしまうよね🤣

 

■タオルを投げるシーンで

( ˊ.♡ ˋ*)「メルカリで売ろうと思って」

→お隣さんがパチパチ拍手

→( ˊ.♡ ˋ*)「拍手してるってことは買うってことね?」

 

■アングリーインチメンバー紹介の時ギターの方がダイナマイト弾いてました(曲名出していいのか微妙だけど、出しちゃったw)

→( ˊ.♡ ˋ*)「調子に乗るんじゃないわよ」(的な)

 

■どこのシーンかは忘れたけど、アドリブに振り回されるいこか様と、見守るバンドメンバーに向かって「何見てんのよ!!!アドリブでやらしてもらってるわよ!!」と逆ギレ(笑)

 

 

 

 

 

 

まるちゃんが、まるちゃんの大好きな作品でミュージカルに初挑戦できたことがすごく嬉しいですし、内容が少し難しい部分もありましたが比較的わかりやすかったのと音楽が本当に最高で、本当に観ることができて幸せでした。

普通の会話も歌で表現するミュージカルとはまた違って、もちろん舞台上をあちこち動いて踊りながら歌うんですけど、ライブ設定というのもあって比較的センターでスタンドマイクで歌うことも多く、ミュージカルを観ているのかバンドのライブに来ているのか錯覚しそうになりました。

特にラストシーンでベースを弾きながら歌うトミーは、完全に単独ライブでした。

 

 

前回のパラダイス中止から、ようやく自分の名前の入ったチケットを手にすることができた喜びを噛み締めていたのですが、さらには舞台から2m程度の距離でセンターど真ん中のめちゃくちゃ見やすいお席だったので、最高のご褒美でした。

しかも、舞台上だけの世界観で成り立つミュージカルとはまた違って、ライブをやっている設定なので観客自体も舞台の演出に含まれているような、そんな感じでした。

なので、ヘドウィグ様が歌う時しっかりと客席をみてひとりひとりの顔をしっかりと見てくれている感じがすごくドキドキしてしまいました。

ちなみに、イツハクがめっちゃ観客席見てた時も、いこか様かっこいい!!!ってなりました( *´艸`)

 

 

あと、一番の個人的なご褒美は、やっぱり最後のトミーからのヘドウィグ&イツハク。

トミーがベースを弾きながらセンターで歌う時、多分、舞台上から自然な感じで目線を向けるちょうど良い位置に私の席が位置していたこともあって、大サビあたりからずっと目が合っていて、私も号泣しながらずっと見つめ続けていたので、トミーが届けたい相手(ヘドウィグ)になった気持ちになり、なんかもう、私に向けて歌ってくれてる?!と勘違いする程度には舞台の中に引き込まれてしまいました。

 

その後のヘドウィグとイツハクが歌うシーンでも、一瞬とかそんな感じではなく、本当にワンフレーズくらいはずっと目が合ったまま歌ってくれてて、なんていうか、歌を相手に届けようとする気持ちがめちゃくちゃ伝わるというか、お客さんを舞台上の演出に引き込むというか…なんて言ったら伝わるのかな〜。

会場全体に向けて、というよりそこにいる1人に対して歌っている感じというか…

その時まるちゃんと目が合っているそのたった1人に対して歌っている感じがすごくて(もちろん、自分以外のお客さんと目を合わせて歌っているのも目線でちゃんとわかる)、その歌を届けたい相手に仕立て上げるというか、やっぱり舞台演出の一つにさせられるというか、トミーが届けたい相手は私?あれ?私ヘドウィグだったっけ?的な。そこにまるちゃん本人の想いも乗っかってくるような不思議な感覚になり、なんかもう涙が溢れてしまいました。

もちろん最後の2曲まるまるずーっと目が合っていたわけではなく、他のお客さんともちゃんとしっかりと目を合わせていたので、私と同じような感覚に陥った方は他にもいらっしゃると思うのですが…

 

今まであれくらいの近さでライブ参戦したことももちろんあるんですけど、関ジャニ∞のまるちゃんだと、出来るだけ沢山のファンにファンサを返したい想いが強くてあんなに長い時間ずーっと目が合ったまま歌うことってあまりないんですけど、舞台という特性なのかその時目が合ったお客さんをターゲットにして舞台の中に引き摺り込むというか。

演技としては多分本当に私(その時目が合っている人)に向けて歌ってくれていて、恐らく観客が自分に向けて歌ってくれている!と思うことそれすらも計算された演出なんじゃないかと思うくらい、舞台の中の観客なのかリアルの観客なのかわからなくなる感じで。

 

いや〜なんか結局うまく表現できないけど、とにかく凄かった!!!!

まるちゃんありがとう!!!

ヘドウィグ最高!!!

まるちゃん大好きやで!!!

 

 

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ、無事に最後まで完走できますように。

心から祈ってます。